ひとことで言うと
サプライヤーエンゲージメントは、取引先に一方的にデータを要求するのではなく、目的や基準を共有し、排出量の測定・報告・削減を対話と支援で進めることです。CDPは気候課題に関するサプライチェーンとの関わりを評価する枠組みを提供しています。
実務で何をする?
影響の大きいサプライヤーを優先し、簡潔な質問票、説明会、研修、個別相談、改善計画を組み合わせます。回答の品質や未回答の理由を確認し、一次データが得られない場合は、推計や二次データとの違いを記録します。
よくある誤解
エンゲージメントは依頼メールを送ることだけではありません。GHG ProtocolやEPAが示すように、対象選定、分かりやすい依頼、信頼づくり、フォローアップを通じて、相手が実際に行動できる状態をつくる活動です。
具体例
主要サプライヤー向けに排出量算定の説明会を開き、共通フォーム、相談窓口、提出後のレビューを用意して翌年度の一次データ収集につなげる。
よくある誤解
全サプライヤーに同じ質問を一度送っただけで、回答できない理由や必要な支援を確認しないこと。
出典
- U.S. EPA Supply Chain Guidance(official)
- CDP Supplier Engagement Assessment(official)